今月末にワールドカップ最終予選の大一番オーストラリア戦が行われる。グループB上位3チームの勝点(得失点)と残り試合のスケジュールは以下の通り。
1位:日本17(+9)→オーストラリア(H)、サウジ(A)
2位:サウジ16(+7)→UAE(A)、日本(H)
3位:オーストラリア16(+6)→日本(A)、タイ(H)
勝ち点差僅かに「1」の中に3チームがいるデッドヒート。日本は次のオーストラリア戦に勝てばW杯出場が決まる一方、引き分けか負けると状況が一気に厳しくなる。
ハリルジャパンは大丈夫?
日本代表はオーストラリアに勝てるか?現時点では全く分からない。ホームで戦えるというメリットより、コンフェデで健闘したオーストラリアの強さが若干勝り、不安がやや大きいといったところ。
選手に目を移すと心配は大きくなる。現状いいニュースより怪我の知らせが多過ぎる。前回も選ばれなかった森重真人と清武弘嗣は絶望で、主力の吉田麻也、長谷部誠、香川真司、本田圭佑はギリギリ間に合うかどうか。長谷部に関しては長期離脱明けで、パフォーマンスに期待しないほうがいい。最近は大迫勇也も怪我人のリストに入ってしまった。
また、昨年最終予選で4試合連続ゴールの活躍を見せた原口元気は、念願のプレミア行きの話が進まず、チームでも蚊帳の外になっているようだ。
原口元気、ヘルタで戦力外扱いか…英移籍希望もオファーなしと独紙
ハリルといえば過去の外国人監督同様に海外組重視の指揮官で、怪我明けでも海外組に頼る気がする。そこが怖い。ハリル怖い。
夏場こそコンディション重視で選べ
何もしなくても汗がドッぴゅんこするこの時期。怪我明けで90分まともに走れない選手を使うのはリスクが高い。代表経験がない選手を使うよりリスクは高いと考えている。前回のイラク戦終盤のような状況を繰り返してはダメ。ということで、ハリルに推したい選手を紹介する。
①FW 杉本健勇(セレッソ大阪)
・187cmの体格を活かしたプレー
・現在の勢い
・がむしゃらさ
大迫に比べるとポストプレーの質は低く、雑なプレーも目立つ。それでも、どこか期待してしまうプレーヤー。大迫の怪我が不透明な今、絶対に招集して欲しい選手だ。
②MF 山村和也(セレッソ大阪)
今シーズンからトップ下でブレークした山村和也。
・守備のスイッチ
・セットプレー時の高さ
・複数ポジションこなせるセンス
ポジションこそトップ下だが、役割としてはファーストディフェンダー。守備のスイッチを入れる動きでセレッソの快進撃に貢献中。チームがリード時は”本業”のディフェンスラインに入って攻撃を跳ね返すなど、代表にも欲しい存在。 代表では1ボランチ前でのプレーを見てみたい。
③MF 井手口陽介(ガンバ大阪)
既に選ばれている選手だが、今回は代役ではなく主力としてプレーしてもらいたい。
・タフガイ
・タフガイ
・タフガイ
ガンバ大阪の試合を見ていると、ピッチの至るところで井手口の姿を見る。最近はセットプレーのキッカーを務めるなど、攻撃での貢献度も高い。注目は夏場でも衰えないスプリント数。
前回のイラク戦は脳しんとうで途中退場となったが、今回は90分出てタフガイっぷりを発揮してもらいたい。
④MF 柴崎岳(ヘタフェ)
今シーズンから念願のスペイン1部でプレーする柴崎岳。代表にはしばらく招集されてないが、もうそろそろ呼ぶべき。
・大舞台でも物怖じしないメンタル
・重要な試合で見せる決定力
・代表のキッカー不足解消に
最近の代表は縦に急ぎすぎて攻撃に行き詰まりを感じるシーンが目立つ。パスセンス高い柴崎のような選手はいてほしい。
⑤FW 金崎夢生(鹿島アントラーズ)
・日本人選手に少ない個の打開力
・ダイレクト、ミドル、ヘッドなど、豊富な得点パターン
・ゴールへの飢え
昨シーズンの造反(※1)以降、招集されなくなってしまったが、呼ばないのは惜しすぎる。今シーズンは昨年から続く怪我の影響でシーズン前半はあまり活躍してなかったが、ここにきて好調な様子。
※1・・・ハリルも激怒! 金崎の造反行動に…「A代表に相応しくない」
他にもいるが今回は上記選手を選出してみた。代表経験少ないを大一番に使うリスクは高いが、それを跳ね返すパフォーマンスを見せてくれることに期待している。
オーストラリア戦は8月31日。
石原さとみの写真集は9月1日。
オーストラリアに勝ってワールドカップ行きを決め、翌日落ち着いた状態で石原さとみのデュエルに集中したい。
オーストラリアに勝てないと、次のサウジ戦までムラムラバタバタした状態で石原さとみのデュエルを見ることになる。それだけは避けたい。