【仮面登山】谷川連峰の最高峰『平標山・仙ノ倉山』日帰り登山してきた

群馬・新潟の県境にある谷川連峰の最高峰である『平標山(たいらつぴょうやま)/標高1983m』『仙ノ倉山(せんのくらやま)/標高2026m』に登ってきました。

 

谷川岳と連なる美しい山で、非常にきれいな稜線を歩けることで有名な山です。また、美しい高山植物を楽しめることもできる楽しみな山になっています。いつも登っている会社の後輩と共に挑みました。

 

 

平標山・仙ノ倉山 仮面登山記録

コースタイム

平標登山口(09:05着)・・・鉄塔(10:00着)・・・松手山(10:50着)・・・平標山(12:05)・・・仙ノ倉山(13:25)・・・平標山(14:30)・・・平標山乃家(15:10)・・・登山口(15:55)・・・平標登山口(17:00)

 

 

越後湯沢駅(07:24着)

いつもは職場の後輩と車で行くのですが、今回は新幹線で行くことに。

 

下山後に疲労困憊で車を運転して帰るのがツライ。そして酒を飲みながら帰ることが出来るという欲が混ざり、今回の計画になりました。にしても新幹線は楽だ・・・

 

 

新幹線では腹ごしらえと登山成功祈願を兼ねて、後輩はカツサンド

 

僕はロースかつ重を食べてエネルギーを蓄えます。

 

 

 

食事をしていたら、あっという間に越後湯沢駅に到着。

早いっ!車と比べるようなレベルではなく早いっ!!新幹線はやはり素晴らしいですね。ゆとりを持って計画していたので、コインロッカーに帰りの着替えを詰めて少し休憩します。

 

 

平日だったのでバスの出発1時間前はほとんど人がいませんでしたが、バスの時間が近づくに続々と登山客たちが同じバス停に並んできます。

 

平標山、意外と人気じゃん!侮りがたし!!

 

 

越後湯沢8:20発のバスに乗りいざ出発です。行ってきます。

 

 

平標登山口(08:54着)

バスに揺られること25分。平標登山口のバス停に到着します。

 

今回は登山は『松手山コース』から下山を『平本新道コース』という計画で行きました。松手山コースから登った方がひらけた景色が楽しめる印象でしたよ。

 

 

登山口に着くまで道路を歩きますが、少し坂を下って看板の通りに進むと綺麗な川を渡ります。下山コースの時の目印にもなるので覚えておきたいところです。

 

さらに進むと見えてくるのが、 平標山の登山口です。写真の中央に赤いのぼりがある所です。ちょっとわかりにくいですよね。

 

 

ちなみに、この山にはクマが出るので注意。出たらまぁアウトですが。

 

 

アタック開始(09:05) 

スタート直後は森林コースをひたすら進みます。結構暑い日だったので森林コースが気持ちいいかと思いきや、湿度が高くて結構大変なすべりだしです。

 

 

また、全体的に木階段が多い山なので、歩幅が合わずに苦労する場面も多かったです。整備された木階段はパッと見ると登りやすそうに見えますが、意外と疲労がたまるポイントだったりします。あまり無理せず小さい歩幅で調節していきます。

 

 

30分もかからずにひらけた景色と森林が交互にあらわれるゾーンにつきます。ちなみにわかりにくいですが山の上に見えているのが、第一チェックポイントの鉄塔です。

 

 

森林コースを進んでいたので眼下に広がる景色が心地よい。

 

 

ただ、直射日光になるので暑さはハンパないです。この辺りはまだ風もそこまで感じないので余計に暑く感じるのでしょう。それでも腐らず淡々と歩を進めます。

 

 

スタートから約45分で鉄塔が間近に見える場所までやってきました。もう一息です。

 

 

鉄塔(10:00着)

登山開始から約55分。ようやく鉄塔にたどり着きました。木の階段が結構きつかったので、地味に満足感がでてきます。ちょっと休憩。

 

 

でかい。近くで見るとかなりデカいです。3か所ほど鉄塔の脚の部分に座って休める場所があるのですが、手前側はカップルが座って景色を眺めていました。

 

 

ということで、僕らは中央の脚のコンクリートで小休止することに。日差しも強いので汗だくです。

 

こんな大きな鉄塔を見ると、ついついデトロイトメタルシティーのクラウザーさんを思い出しますよね。

 

せっかくなので僕もやっておきました。

 

「お高くとまってんじゃねぇ このメスタワーめがぁ」

 

 

 

「・・・あっ・・・

 

 

こんな高い山にこれだけの建造物を造ることが出来る人間の技術の進歩に今更ながら小さな感動を覚えます。どのようにこれらの鉄骨を運んできたのかも考えると不思議ですよね。

 

 

松手山(10:50着)

鉄塔を超えると一気に眺望がひらけます。登山も楽しくなる時間帯です。意外とサラリと中間地点である松手山に到着です。

 

1614mの松手山ですが、山頂というよりは本当にちょっとした小スペースがあるだけで、全然頂上感はないです、笑。

 

 

さらに進んでいくと、目指す平標山が見えてきます・・・が、一番手前は山頂ではなくずっと奥なのでペース配分は乱したくないところです。落ち着いて進んでいくと、途中ではこんな看板もあります。

 

 

「高山植物や昆虫を自然の姿で残そう」

 

 

 

 

 

 

 

「お高くとまってんじゃねぇ このメス看板めがぁ」

 

 

 

 

「・・・あっ・・・

 

 

高山植物も小さな虫たちもそれぞれの生態系を保って生きています。むやみに植物を取るようなことはせず、もちろん虫たちを殺すようなことがないように気を付けましょう。

 

あくまでも人間が自然に”お邪魔している”のです。大切なことを忘れずに登山を楽しみたいところですね。

 

 

 

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岩場を進むと遂に奥の方に山頂が見えました!!

風邪は結構強かったのですが、稜線も綺麗でテンションがめちゃくちゃ上がってきます!最高の天気でこの山を楽しめるのはラッキーです!!

 

 

平標山山頂(12:05着)

アタック開始から3時間。ようやく平標山の山頂にたどり着きました。ラストの風の強さが結構つらかったけど、山頂にたどり着いた達成感の方が遥かに大きいです。

 

 

山頂にてパシャリ!!

 

 

いいペースで登り切りました。予定タイムよりも25分も早く着いたのでペース的には良かったのだと思います。

 

でも本当のお楽しみはこれから。ここから仙ノ倉山の山頂に向かう稜線がとにかく最高なんですよね♪♪♪

 

 

うおーーーー!!!!

ヤベーな、この景色!!!!

 

 

最高の稜線です。6月ですが雪渓も残っていてとても日本とは思えない絶景。頂上でダラダラせずに、後輩と共にテンション上がりまくりで稜線に突入です!!

 

 

高山植物の花畑を通り抜け・・・

 

 

スイスのような風景が360度広がります!テンション高く歩いていたのですが・・・

 

目指す仙ノ倉山山頂は写真の左から2番目の盛り上がりなので結構距離があることに途中で気が付きます。さらに、途中からの登りが地味にキツくて心が折れかけます。後輩に勇気づけられながら何とか山頂を目指します!

 

 

仙ノ倉山(13:25着)

かなり急な階段を登りきると、ついに谷川連峰の最高峰・仙ノ倉山山頂に辿り着きました。

 

いやー結構速いペースで登ったこともあってスゲー疲れましたが、流石に感動もひとしおです。山頂は360度の絶景が広がっています!

 

 

この看板と景色を見るために歩いてきたと言っても過言ではありませんからね。

こちらもパシャリ。

 

 

やはり山頂にたどり着いた感動はうまく言葉で表現することができずに、思わず看板に抱き着いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

「お高くとまってんじゃねぇ このメス仙ノ倉山頂めがぁ」

 

 

 

「・・・あっ・・・

 

 

 

仙ノ倉山にたどり着いたら急にお腹がすいてしまいました。今回のメニューは、

  • セブン&アイ限定の「ブタメンBIG」
  • えびピラフ

 

 

さらに、後輩が持ってきた

  • トマトのチキン煮
  • ガーリックパン

です。

 

ゴージャス!!てか食べ過ぎてしまって下山に影響が出ましたね。普通に反省してしまいました、笑。

 

山頂には食事を含めて35分ほど滞在していました。今からならギリギリ17:15のバスに間に合うかもしれない時間です。それを逃すとさらに二時間も待たなければいけないので、とりあえずそのバスを目指して下山開始です。

 

 

下山はサクサクです。天気はずっと良好なので一切の不安はありません。景色もずっと最高!

 

 

謎のハイテンションでブーーンとはしゃいでしまいました。はしゃぎたくもなるんですよ!最高の景色が続いてますからね!!

 

 

平標山(14:30着)

 

景色を眺めながら移動していたら、あっという間に平標山山頂にカムバックしました。

 

帰りのコースタイムは50分と書かれているところ、僕たちは30分程で平標山山頂まで帰ってこれました。ここからは平本新道コースで下山していきます。

 

 

平標山乃家(15:10着)

 

サクサク良いペース下っていくと、40分程で山小屋へ到着。

 

記念写真をパシャリ。山小屋の裏には眺望の良い休憩スペースがあり、この日もたくさんの人たちが景色を楽しんでいました。この写真でいうと、看板の右側が休憩スペースになっています。

 

さらに、この山小屋では外に美味しい水が流れています

 

 

この水がとにかく美味しい!!

 

冷たさもあるのかもしれませんが、信じられないような美味しさです。飲むだけではなくペットボトルにも水を補給して一気に下っていきます。水の量はここで給水できることも念頭において置いてもいいかもしれませんね。

 

 

そういえば、下りの途中では6月にもかかわらずルート上に雪渓がありました。

 

 

しかも、階段に雪渓が乗っているので踏み外しが恐ろしい・・・。ちょっとズレたりしたら足をねん挫(ねん挫で済めばいいが・・・)してしまいそうです。皆さんも注意してくださいね!!

 

やや危険な場所と、永遠と続く下山の森林コースを黙々と進んで行きました。

 

 

登山口(15:55着)

 

山小屋を出発してから約40分。ようやく登山口に到着です。

 

すっとばして書いてますが、下山も2.5時間くらいハイペースで下っていたので結構つらいです。後輩も僕もヘロヘロでしたが、実はここからさらに一時間ほどかけて平坦な林道を歩いてバス停までいかなければなりません。

 

 

一時間と聞くと長いですが、ツラい下山コースを歩んできた身としてはクールダウンに丁度いい道でした。季節的にも新緑が綺麗でしたしね。

 

写真のように、美しい林道です。

 

 

平標登山口(17:00着)

 

というわけで、ギリギリ17:15のバスに間に合いました。道中で少し話した登山仲間の方々もいたのでお互いの健闘を讃え合います。

 

 

そして無事にバスに乗り、越後湯沢駅に帰ってきました。温泉と食事を堪能し、予定通りビールを飲みながらの帰宅。いやー最高だったなぁ♪

 

天候にもよりますが、皆さん平標山最高ですよ、オススメです!ということで今回は以上となります!

 

また、違う山でお会いしましょう。