2016年7月1日追記:メンバー決定
※以下は2016年6月23日にアップした記事
過去何度か予想してきたU−23代表メンバー発表までもう少し。
ここにきてオーバーエイジも5名に絞られた模様。
選手の調子もあるけど、今回は異常に怪我人が多いので、手倉森監督も相当頭を悩ませていることだろう。
本大会のメンバー発表まで約一ヶ月。最後どのようなメンバーが生き残るか?オーバーエイジ含めてもう一度考えてみたい。
オーバーエイジ候補の絞り込み
まずはオーバーエイジから。
絞り込んだと言われる選手とポジションはこちら。
塩谷司(サンフレッチェ広島)⇒右SB、CB
藤春廣輝(ガンバ大阪)⇒左SB
清武弘嗣(ハノーファー96)⇒トップ下、二列目
大迫勇也(1FCケルン)⇒FW
大久保嘉人(川崎フロンターレ)⇒FW
Jリーグのチームはその期間選手を使えなくなるし、欧州のクラブにとっても五輪への要請は喜ばしいことではない。特に清武の場合はセビージャへ移籍か?と言われているので余計に難しい。
そして9月にはワールドカップの最終予選も始まる。こうして様々な思惑が絡むので、一筋縄ではいかないのがオーバーエイジの選考。
勿論選ばれた選手は出たいと感じていることだろう。
さてどうなるか?
私の予想は塩谷司、清武弘嗣、大迫勇也。
まず塩谷。SBとCBをこなせて攻撃力もあり、なぜ代表に入ってないのか分からない程の実力者。
CBは植田直通、岩波拓也、奈良竜樹で十分と思ったが、奈良が重症、岩波がトゥーロン国際大会で怪我したことで一気に手薄になった。
また、予選で不動のレギュラーだった右SBの室屋成(FC東京)が未だに実践に戻っておらず、未知数だったファン・ウェルメスケルケン・際では無理があるので、SBもこなす存在は大きい。
続いては清武弘嗣。
清武は移籍問題さえクリアされれば選出されると思う。今のU−23に司令塔タイプの選手がいないこと、セットプレーのキッカーがいないこと、ここ最近の活躍からすれば文句なし。
最後はハンパない大迫勇也。
Jリーグで3年連続得点王の大久保嘉人は、川崎フロンターレが難色を示すと考えて不選出とした。ただでさえ、奈良竜樹(怪我しちゃったけど)、大島僚太、原川力がオリンピック期間中抜けてしまうので、大久保不在だけは川崎としても避けたいだろう。
現時点での予想メンバー
前回はこのような予想。
GK:櫛引政敏、中村航輔
DF:酒井高徳、岩波拓也、植田直通、奈良竜樹、山中亮輔、室屋成
MF:清武弘嗣、遠藤航、大島僚太、中島翔哉、矢島慎也、伊東純也
FW:宇佐美貴史、久保 裕也、浅野 拓磨、南野 拓実
バックアップ:井手口陽介、原川力、金森健志
※赤字は前回不選出、緑字はオーバーエイジ
今回(6月9日)はこうなった。
GK:櫛引政敏、中村航輔
DF:塩谷司、岩波拓也、植田直通、亀川諒史、山中亮輔、室屋成
MF:清武弘嗣、遠藤航、大島僚太、中島翔哉、矢島慎也、原川力
FW:大迫勇也、久保 裕也、浅野 拓磨、南野 拓実
バックアップ:井手口陽介、伊東純也、オナイウ阿道
※赤字は現在負傷中の選手、緑字はオーバーエイジ
現在負傷中の選手が予定通り帰ってくることを前提に選出。にしても怪我人が多い。。期待していた伊東純也は既にJリーグで復帰しているが、あのタイミングで怪我されちゃ手倉森監督も躊躇するだろう。
不安はトゥーロン国際大会のクソ試合
先日行われたトゥーロン国際大会を見てリオ五輪に希望を持った方がどの程度いるだろうか。テレビ中継の角度以上に悪い試合の連続で、本番の3戦全敗が目に浮かんだのは私だけではないはず。
キャプテンの遠藤航が不在だったことを差し引いても、かなり酷い試合だった。見どころはほぼなし。南野拓実は点取っていたけど、まだまだフル代表のレギュラー争いに参加するほどではないなと改めて思った。
オリンピックのスケジュールと対戦相手
※時間は日本時間。
8月 5日 10:00 ナイジェリア
8月 8日 10:00 コロンビア
8月11日 7:00 スウェーデン
生中継で見れるのは最後のスウェーデン戦ぐらい。
他国もオーバーエイジを使ってくることが予想されるが、気になるのはスウェーデンのズラタン・イブラヒモビッチが出るかどうか。ただ、本人は出る気あるようだけど、ユーロ前に五輪出るなんてことはしないと思う。
それでも、この世代のスウェーデンは強いようだ。そのスウェーデン戦前に終戦となってなければいいが。
五輪世代よ、もっとフル代表へ!
この世代でフル代表に定着しつつあるのが遠藤航。今年から浦和レッズに加入して確実に成長している。こんな選手がもっと欲しい。
キリンカップでは大島僚太も選ばれていたけど、試合に出てないのでは意味が無い。この世代がもっと突き上げて、現在当然のように試合に出ている選手からポジションを奪わないと日本サッカーの先は暗い。
思えば2008年の北京五輪は3戦全敗の酷いチームだったが、その時の選手が今日本サッカーを引っ張っている。
ロンドン五輪は成績こそ過去最高だったけど、その後代表に選ばれているのが酒井宏樹、酒井高徳、清武弘嗣ぐらいで、他は所属クラブでもいまいちなプレーをしている。
そう考えると、今回の五輪も結果だけではなく、選手の意識を変えるような大会にしてほしい。願いは当然上位進出だけど、トゥーロン見ている限り余裕のある展開は待っていないはず。
狙うは全員が高い守備意識を持ち、少ない決定機を確実に活かすアトレティコやレスターのような戦い方。次は浅野拓磨の嬉し涙が見たいところだ。
2016年6月11日 オーバーエイジ枠さらに絞り込む
セビージャ移籍が決まった清武の招集は難しくなったので、国内組に限定した模様。
朗報は離脱中だった右サイドバックの室屋成の実戦復帰が近づいてきたことか。
2016年6月14日 藤春廣輝と塩谷司のオーバーエイジ枠内定
故障者続出中のDFラインに藤春廣輝、塩谷司が内定しました。
塩谷司は負傷中の岩波拓也(CB)、室屋成(右SB)、藤春廣輝は世界と戦うには不安定な山中亮輔、亀川諒史の変わりで出場するか。共に代表候補止まりの選手なので、リオ五輪を経験してフル代表のレギュラー争いにも食い込みたいところ。
残すはFWの選手と見られ、候補は大久保嘉人、興梠慎三、大迫勇也のいずれかになる。
2016年6月20日 南ア戦に臨むU23日本、DF室屋とFW中島が復帰…五輪メンバー発表前ラストゲーム
■U-23日本代表メンバー
▼GK
1 櫛引政敏(鹿島アントラーズ)
12 中村航輔(柏レイソル)
▼DF
4 松原健(アルビレックス新潟)
15 亀川諒史(アビスパ福岡)
6 橋本拳人(FC東京)
5 植田直通(鹿島アントラーズ)
2 室屋成(FC東京)
19 三浦弦太(清水エスパルス)
20 中谷進之介(柏レイソル)
▼MF
3 遠藤航(浦和レッズ)
8 大島僚太(川崎フロンターレ)
7 原川力(川崎フロンターレ)
10 矢島慎也(ファジアーノ岡山)
11 野津田岳人(アルビレックス新潟)
17 井手口陽介(ガンバ大阪)
18 伊東純也(柏レイソル)
14 豊川雄太(ファジアーノ岡山)
▼FW
9 鈴木武蔵(アルビレックス新潟)
13 中島翔哉(FC東京)
16 浅野拓磨(サンフレッチェ広島)
21 オナイウ阿道(ジェフユナイテッド千葉)
怪我組が戻ってきたのは明るいニュース。このメンバーに海外組の久保裕也、南野拓実を足すと23名だが、五輪本番は18名のため今回選ばれたメンバーの中からGK以外で5名+オーバーエイジに押し出される形で3名の合計8名が脱落することが予想される。
現時点で当落線上にいる選手。
DF⇒松原健、橋本拳人、三浦弦太、亀川諒史、中谷進之介、室屋成
MF⇒伊東純也
FW⇒鈴木武蔵、オナイウ阿道、中島翔哉
怪我人に関してはコンディションチェック次第だが、2人のオーバーエイジを使うDF陣は現時点でレギューラー以外の選手はかなり脱落する。
2016年6月23日 残り1枠のオーバーエイジは興梠慎三
前線の選手は確実で、大久保嘉人、大迫勇也の名前も挙がったが最後は浦和レッズの興梠慎三に決まった模様。高さはないが周囲を活かすプレーで攻撃の選択を広げる他、決定力にも期待がかかる。