ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』モデルとなった異常犯罪者は誰か?ストーリーと感想&ネタバレ

波留主演のドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』がめっちゃ面白いですね。異常犯罪系のドラマは比較的見ている方だと思っていましたが、その中でも上位に来る面白さです。

そこでこれからドラマのあらすじとネタバレ感想、さらに登場する犯人たちの元ネタになった人間を予想していきたいと思います。

『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』

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イントロダクション

謎が謎を呼ぶスリリングなストーリーと衝撃の結末。

この夏、最高にゾクゾクする猟奇犯罪ミステリードラマ!

民放連続ドラマ初主演の波留が演じる藤堂比奈子は警察学校を優秀な生成機で卒業し、刑事部に配属された新人刑事。母親の形見である「進め!比奈ちゃん」と書かれた七味缶ををお守りとして持ち歩き、何にでもその七味を振りかけては変わり者扱いされている。

一見すると、明るく真面目な比奈子だが、彼女には誰にも明かしてない心の闇があった・・・。比奈子が刑事になった理由、それは「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」という疑問を解決するため。

精算極まりない猟奇殺人現場でも平然と捜査に取り組むが、強すぎる探究心から時に単独で殺人犯に接近するなど危険な一面も。なぜ比奈子は犯罪者に異常なまでの興味を示すのか?それは物語が進むにつれ明らかになる。

個性豊かなメンバーたちに支えられ、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査にあたる比奈子。様々な犯罪者との出会いで、彼女の運命は大きく動き出す!

出典:公式HP

原作

原作は内藤了さんの『ON  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』で、「猟奇」の部分がドラマだと「異常」になってますね。猟奇という言葉を少し軽い表現にしているのかもしれません。さらに「捜査班」がドラマだと「捜査官」に変わっている所も注目!あくまでも比奈子本人にスポットを当てているように感じますね!

ちなみに内藤了さんは、この作品がデビュー作だったみたいですね。デビュー作品がドラマ化なんて素晴らしい!一見すると【角川ミステリー】のレーベルかと思いきや【角川ホラー文庫刊】の発売なので、犯罪の内容的に現実にはあり得ないような展開も待っているのかもしれません。この小説には続編がありそれぞれ、2作目『CUT』、 3作目『AID』、4作目『LEAK』、5作目『ZERO』、6作目『ONE』の順番で発売されている。

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キャスト

画像出典:相関図 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

【藤堂比奈子 – 波瑠】

・めっちゃ可愛い。なんかこの作品の波留は猟奇的な透明感がある。ホクロがエロい。ドラマの中での絵はめっちゃ下手。


【東海林泰久 – 横山裕(関ジャニ∞)】

・ジャニーズかよ、と思ったものの演技が結構いい。ひり付く。アゴが歪み過ぎじゃないかとの噂。え?マジで歪み過ぎじゃね?


【倉島敬一郎 – 要潤】

・要潤はいつも面白いハンサム役ばかり。ギャグハンサム。


【中島保 – 林遣都】

・いい感じでどもっているのが雰囲気出てるなぁ・・・。何だかんだで僕はこの俳優さんが結構好きだったりする。


【厚田巌夫 – 渡部篤郎】

・『ケイゾク』ではあれだけの暴力キャラだったのに、歳を重ねて竜雷太ポジションに!


【三木健 – 斉藤慎二(ジャングルポケット)】

・まさかのジャンポケ!笑。最近芸人さんがドラマのチョイ役によく出ている気がする。


【鈴木仁美 – 篠田麻里子】

・まさかの一話目退場!笑。せめて写真だけでも・・・

片岡啓造 – 高橋努

清水良信 – 百瀬朔

月岡真紀 – 佐藤玲

藤堂香織 – 奥貫薫

早坂雅臣 – 光石研

石上妙子 – 原田美枝子

第1話 視聴率9.6%

ストーリー

藤堂比奈子(波瑠)は警視庁捜査一課の新人刑事。母親の形見である七味缶を持ち歩き、あらゆるものに振りかけるので、周囲からは変わり者扱いされている。

ある日、捜査一課に宮原秋雄(清水優)という男が遺体で発見されたと連絡が入る。名前を聞いた比奈子は即座に、男に強制わいせつ容疑など過去3度の検挙歴があると報告。上司の厚田巌夫(渡部篤郎)はその言葉に驚くが、実は、比奈子は過去10年に都内で発生した未解決事件と性犯罪の容疑者リストがすべて頭に入っているのだ。

驚異的な記憶力を買われ、先輩刑事の東海林泰久(横山裕)や倉島敬一郎(要潤)と初めて現場を訪れた比奈子。刃物で下半身を切り刻まれた無残な遺体を前に、一同は思わず言葉を失うが、比奈子だけは平然としていた。また、遺体の状況が3年前に殺された女子高生の遺体とそっくりだと判明。しかも宮原は、当時、事件の容疑者として警察がマークしていた人物だった。やがて、東海林が事件現場で宮原のスマートフォンを発見する。中には、宮原が何者かに襲撃されていると思われる凄惨な映像が残されていた。

後日、宮原に襲われた被害者に聞き込みをしていた比奈子は、とある家で、心療内科医の中島保(林遣都)に出くわす。さらに、その家に住んでいた被害者が、事件の4年後にあたる3カ月前に自殺していたことが分かり……。

同じ頃、遺体の解剖結果も明らかになる。監察医の石上妙子(原田美枝子)によると、見立て通り、宮原の傷は3年前の女子高生の遺体とすべて一致。しかし、それらは宮原本人が自らつけたものだという。つまり、宮原の死は自殺ということになるが、厚田はどうもふに落ちない。そんななか、例の宮原の死に際の映像がネット上に流出していることが判明。どうやら、録画映像が投稿サイトに自動送信されるよう、何者かが事件前に仕組んでいたらしい。やはり単純な自殺で処理することはできない、警察がそうにらんだ矢先、今度は公園で女性の遺体が発見されて――。

出典:ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 2016年7月12日(火)放送 衝撃 猟奇犯罪ミステリーが2時間SPで今夜開幕 新人刑事が殺人者への探究心で難事件を暴く 型破り捜査班&最高に危ないヒロイン誕生 – フジテレビ

出典:ストーリー第一話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

メチャクチャ面白い!!というのが一番の感想。初回2時間スペシャルだったがあっという間でした。

新人女性捜査官が猟奇殺人犯に立ち向かう設定だと『羊たちの沈黙』のイメージが強いが、この作品はさらに主人公である藤堂比奈子の設定が変わっている所が何よりも魅力に感じました。比奈子のヤバイくらいの感情の無さがゾクゾクしてきますね。ヒロインである比奈子を100%応援できない感情が視聴者側に常にあるので、それが緊張感のフィルターになって物語を特殊な色味にしてくれている気がします。

特に同僚で親友だった鈴木仁美(篠田麻里子)の死に対する異常な無関心さは驚く。東海林泰久(横山裕)に責められた後、「仁美の事件の方がただの普通の事件じゃないですか」と一言で終わらせる異常性にはゾクリと背筋が凍りました。

波留さんは優しそうに見えるが、目が大きくて微妙に感情が無さそうに見えるのが、結構はまり役に感じますよね。あと、テイストは若干違えど、優秀で暴力的な刑事役(渡部篤郎)と変り者の女刑事役(中谷美紀)のコンビが最高に面白かった『ケイゾク』の設定に少し近しいものを感じるので、そこもこれからが楽しみに感じる要因だと思います。

【リチャード・チェイス】

今回の犯人だった大友(三浦貴大)にモデルは存在するのでしょうか?母親が原因でシリアルキラーになってしまう『母原病』という点ではリチャード・チェイスが挙げられる。独房で自殺をするところまで近いかもしれない。


第2話 視聴率9.2%

ストーリー

空き地で、乗り捨てられた冷凍車と椅子に座った冷凍遺体2体が発見された。解剖の結果、両者は兄弟で、殺害後に冷凍、遺棄されたと判明。警察は遺体の身元を割り出すため、冷凍車の足取りを追跡する。

一方、東京拘置所では1人の死刑囚が変死する。妙子(原田美枝子)によると、先日留置所で自殺と思われる不審な死を遂げた殺人犯の大友(三浦貴大)と同じケースだという。比奈子(波瑠)は検死のため拘置所へ向かう妙子に同行。そこで受刑者の面談をしている中島(林遣都)と再会するが、大友の事件を振り返った中島は、比奈子が殺人犯の犯行の動機を“ある種の衝動”だと決めつけたことを指摘。「犯罪者の心理は一筋縄で解き明かせるものではない」と比奈子の考え方に苦言を呈する。

やがて、冷凍遺体遺棄事件を追っていた厚田(渡部篤郎)たちは冷凍設備のある1軒の商店にたどり着く。しかし、比奈子や東海林(横山裕)が現場へ向かうと、3カ月前に閉店した店はもぬけの殻。そこに住んでいるはずの父親と3人の子供の姿もない。ところが、裏庭にはなぜか今も動いている大型の冷凍庫があり、ドアを開けると、そこにはテーブルセットの前に座っている老人と女性の冷凍遺体があった――!
出典:ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 2016年7月19日(火)放送 謎の凍結遺体…犯人への危険な興味 – フジテレビ

出典:ストーリー第二話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

毎話の頭に以前の殺人事件現場で犯人と自らを同一視しているような描写がありますが、どうやら母からもらった七味唐辛子の存在が、比奈子をこちら側へ繋ぎとめているカギになっているような雰囲気ですね。緊張感のあるスタートです。

今回は冷凍殺人。と言っても冷凍庫にいれて死体遺棄する訳ではなく、あくまでも本当に凍らせてある遺体が発見される展開でした。でも遺体の人形感がすごかった笑。初回放送のような緊張感までは感じられませんでしたが、やっぱり展開がとても面白いですね。死体が発見される時の緊張感や、犯人を追いつめた(追い詰められた?)時のひり付く空気感はこの作品だけの特殊なものですね。

そして東海林(横山裕)が使っている情報屋が流石に優秀すぎる所がもはやウケるレベルになってきてる。お金と吸いかけの煙草を払えば犯人が特定できるレベルの情報屋ってもうなんだよ、笑

あと、実は結構重要なキーワードとして挙がっている“ある種の衝動”という言葉。比奈子が殺人の動機としてあげている“ある種の衝動”とそれを否定する中島の言葉はこの先で結構重要なターニングポイントを迎えそうですね。果たして比奈子にも“ある種の衝動”が訪れるのでしょうか?それとも・・・。

【テッド・バンディ】

犯人であるケンジと立ち振る舞いや殺人衝動などは全く違うのだが、殺人衝動が生まれる環境が近いシリアルキラーにテッド・バンディがいる。私生児だった為、姉と母を同一視して育つ環境。また、祖父母との同居と祖父の暴力性と支配欲に浸りながら育ったことは非常に近い環境と言える。


第3話 視聴率8.2%

ストーリー

比奈子(波瑠)の自宅の近所の、近隣住民から幽霊屋敷と呼ばれている廃虚で、それぞれ体の一部が切り取られた4体の遺体が発見される。被害者はいずれも若い女性で、犯人は殺害後、遺体に自らが用意した服を着せ、切り取った体の一部を持ち去ったと見られる。先日の冷凍殺人の一件で、中島(林遣都)が犯人像の特定に一役買ったことを東海林(横山裕)から聞いた厚田(渡部篤郎)は、今回の事件のプロファイリングを中島に頼むことに。

一方、倉島(要潤)と聞き込みに行った比奈子は、遺体発見の前日、幽霊屋敷に雨がっぱを着たオバケがいるのを見たと証言する少女・吉田遙香(住田萌乃)に出会う。さらに遙香は、一週間前にも自宅近くで同じオバケを見たという。聞き込みを進める中で、比奈子と倉島は、遙香とその母親・佐和(中島亜梨沙)と親しい仲で近所のクリーニング屋を営む佐藤都夜(佐々木希)と知り合う。都夜は、佐和が以前から男性のストーカーに付きまとわれており、雨がっぱを着たオバケと関係しているのではと、比奈子と倉島に相談する。

やがて、遺体に着せてあった服が、あまりに被害者にぴったりのサイズだったことから、犯人がデザイナーではないかと推理した比奈子。そのうえ、遺体を切り取った道具が、デザイナーが使うような特殊なハサミだったことも判明する。

そんななか、妙子(原田美枝子)は先日、自殺と思われる不審な死を遂げた宮原、大友、鮫島の3人に共通点を見つけたと比奈子に話す。3人の脳内には、同じ箇所に腫瘍が発生していたというのだ。しかし、その原因はいまだ謎のまま……。その頃、捜査本部には中島がやって来て――。

出典:ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 2016年7月26日(火)放送 洋館美女連続殺人…奪われた完全美 – フジテレビ

出典:ストーリー第三話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

このドラマって見始めるとついつい引き込まれてしまうんですよね。今回は廃墟に放置された4つの女性の死体の事件だったがやはりイッキに見てしまいました。

普通、苛められてる小学生と新人の女性刑事が出会えばそこに絆が生まれることは必然だと思っていたが、流石このドラマはひと味違い、まったく子供に好かれてなかった笑。てか、小学生にウソくさいと見破られているようでは他にもバレてるぜ比奈子!

今回の犯人は佐藤都夜(佐々木希)でしたね。まぁ途中から怪しい感がバリバリでてましたけどね。美人の異常犯罪者はなんか画面映えしていいですが、佐々木希が犯人役って結構珍しい気がします。新しい分野で頑張る気かな?佐々木希も美人だが結構異常っぽい顔をしていますからね。人間的でない感じがある気がします。

今回は比奈子が捕まって縛られて大ピーーンチ!の状態で来週へ続くでした。が、毎度のことながら比奈子もナイフを握りしめていたので果たして追い詰められているのはどちらなのか??次回が楽しみすぎる!

【エドワード・ゲイン】

性別の違いはあれど、犯人である佐藤都夜(佐々木希)の犯行に近い事件はある。人間の皮膚のドレスを作っていたシリアルキラー(厳密に言うとシリアルキラーではないのかもしれないが・・・。)で一番知名度があるのは、「月夜の狂人」と呼ばれ、『羊たちの沈黙』の猟奇殺人犯・バッファロービルのモデルになったことでも有名なエドワード・ゲインではないだろうか?皮膚を繋ぎ合わせて服を作り夜な夜な身に着けていた話は有名だ。


第4話 視聴率8.8%

ストーリー

体の一部を切り取られた4人の若い女性の遺体が発見され、新たに事件現場の近くに住む佐和(中島亜梨沙)が何者かに連れ去られた。佐和と親しい佐藤都夜(佐々木希)によると、佐和は以前からストーカーの男につきまとわれていたという。しかし実際は、一連の殺人事件も佐和を狙ったのも、すべて都夜の犯行。その目的は、彼女たちの美しい皮膚を手に入れることだった。さらに、比奈子(波瑠)の顔を気に入り拉致した都夜は、顔の皮でマスクを作ろうと、比奈子にハサミを突きつける。犯人の正体に気付いた東海林(横山裕)も、中島(林遣都)と比奈子の行方を追うが――。

一方で、自殺と思われる不審な死を遂げた宮原と鮫島の死に際の映像がなぜかテレビで放送される。どうやら、何者かが匿名でテレビ局に送りつけたらしい。番組には、中島の上司でハヤサカメンタルクリニックの院長・早坂雅臣(光石研)が出演。この現象を“神の裁き”と呼び、凶悪犯罪に対する抑止力になると明言する。

テレビ局から押収したDVDには、白衣姿の医師が注射で自殺する映像も残されていた。警察が知る限り、ほかにも小学生を殺害した男が心臓をナイフで突いて自殺、殺人犯の大友も留置場で頭を砕いて自殺している。厚田(渡部篤郎)は、誰かが一連の出来事を世間に公表しようとしていると指摘したうえで、故意に自殺を誘発している人物を調べ上げ、食い止めるよう指示する。

出典:ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 – フジテレビ

出典:ストーリー第四話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

演技が引くほど下手だった佐藤都夜(佐々木希)に縛られて大ピンチの前回のラストからスタートした今回。あー演技はともかく、すっげぇ面白い!左肩にハサミを突き立てられても眉ひとつ動かさない比奈子。いいねぇ、ゾクゾクしてしまう。そのまま犯人にナイフを向けて、遂に目的を果たそうかとした瞬間に、またしても直前でストップが入る。毎度毎度いいタイミングで止めにはいるなぁ笑。でもこれで佐々木希の話は終了のようですね。

てか、休養中の比奈子と中島先生がいつの間にか付き合ってることになっている笑。シリアスな物語の展開の中でこういうコメディータッチの時間があるのは良いですね。二人が付き合うなんてありえないですよね。

なんて思っていたのに、二人で食事に行ったらちょっといい感じになってましたね。本当にちょっとだけですが笑。同時に中島先生の過去のトラウマが見え隠れしましたね。一体、飴を口に詰められた女子学生の存在とは誰なのか?てかそもそもこのピンクのモエモエ言っている店は実在するのか?笑。もうそちらの方が気になるわー笑。と、思って調べてみたら、原宿にあるカフェできゃりーぱみゅぱみゅの衣装も手掛けているクリエイター・増田セバスチャンのプロデュースしているお店のようですね。チカチカする、笑。

ラストは中島先生のトラウマの事件(の模倣犯?)と思われる事件が発生しました。どうやら早坂メンタルクリニックが、深く関わっているようですが、中島先生も一枚噛んでいて逮捕されてしまうなんていうことがあるのでしょうか?汗

もしこのあと中島先生が逮捕されて、比奈子が獄中の中島先生に会いに行くなんていう展開があったら、本当に『羊たちの沈黙』ハンニバル・レクター博士クラリス・スターリング捜査官みたいになりますね。どうなることやら・・・。

【ジェフリー・ラングレン】

今回は特に異常犯罪者は登場しなかったが、「神の裁き」というワードから考えると、自ら「神の啓示」を受けたと言い放ち集団殺人に走ったジェフリー・ラングレンの存在がある。偶像の力に寄りかかった殺人事件というものはいつの時代でも存在してしまうのかもしれない。

第5話 視聴率6.6%

ストーリー

事件の知らせを聞いて駆け付けた比奈子(波瑠)と東海林(横山裕)の目線の先に現れた少女の遺体は口にキャンディーを詰められており、5年前に起きた猟奇殺人事件とそっくりで、まるで当時の犯人が、5年の時を経て自分の存在をアピールしているかのようだった。東海林は、今回の事件も中島(林遣都)に捜査協力を要請しようと提案。中島が5年前の事件の第一発見者だったことを知る比奈子は心配するが、当の中島は「過去の悪夢と向き合う良い機会だ」と話す。

同じ頃、比奈子と厚田(渡部篤郎)は、妙子(原田美枝子)から、とある未発表の論文を見せられる。ネグレクトが原因で犯罪に手を染める人間の脳に直接刺激を与え、感情を操作するというテーマで、書いたのは中島と早坂(光石研)だった。倫理的な問題もあり、研究は途中で頓挫したというが、妙子は何か引っかかる様子。その晩、誰もいない院長室には、早坂のパソコンを起動させる中島の姿があった。

一方、東海林はこれまでに起きた5件の猟奇自殺が早坂の仕業ではないかと考えていた。比奈子を連れてクリニックへ向かった東海林は、自殺した5人全員がハヤサカメンタルクリニックと接点があることを指摘。比奈子も、自殺に追い込む方法として例の論文の話を持ち出すが、早坂は関与をきっぱり否定。詰め寄る東海林に「証拠を持ってきたまえ」と告げて……。

出典:ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 – フジテレビ

出典:ストーリー第五話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

今回は、いよいよ疑惑の早坂メンタルクリニックに切り込んでいく話…でしたが、そんなことより衝撃的な中島先生犯人ルート!!流石に驚きました!いやぁ本当に面白い回でした。頭から振り返ってみましょう!

感情のない比奈子だが、夢の中で中島先生が殺人を行おうとしている場面では珍しく焦って目を覚ましたように見えましたね。さらに中島先生が自殺未遂した時や、連行された時には感情が芽生えていたように見えました。中島先生と接していることで、徐々に比奈子の感情の扉が開いてきたのかもしれませんね。

ちなみに比奈子の七味唐辛子について、早坂の分析がありましたね。人のイメージを印象付ける初頭効果(漢字あってるかな?)だったようですね。マジシャンのテクニックに近いような気がします。確かに変り者としてのイメージがあれば、何か比奈子にぼろが出たとしても変り者で済ませることが出来ますからね、なるほどといった感じ。ちなみに、同じシーンで潜入について語る早坂院長が猟奇的で良かったです。ヤバイよ、彼。

今回出てきたキーワードは『潜入』でした。『潜入』とは犯人の思考をトレースして行動や判断を自らの感覚でなぞる事になります。ニーチェの言葉で、

深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている

というものがありますが、深淵とはつまり殺人衝動の事ですね。殺人犯の思考をトレースしているうちに中島先生自身が飲まれてしまったのでしょうね。

これが最終回でもいいくらいの中島先生とのストーリー展開でしたが、猟奇自殺を止めようとする比奈子を羽交い締めしながら「見てください、興味深いでしょう」と目を輝かせる中島先生は異常性がよく出てましたね。これで精神科などに隔離されるであろう中島先生に、比奈子は会いに行きつつ他の事件に向き合うことになりそうです。まさに、ハンニバル・レクター状態!!

最後に、中島先生の自殺未遂直前の台詞は良かったですね。

あなたの内面がどうであれ、その手はまだ汚れていない。どうか、その事を忘れないで

比奈子の母親の台詞と共に、これからの比奈子を支える言葉になりそうです。これからの物語の展開にも目が離せませんね!!

【エドマンド・エミール・ケンパー】

飴玉殺人の久保だが、類似性の高い犯罪者は不明。ただし、幼少期から動物の解剖などに強い興味を引かれていた犯罪者として、エドマンド・エミール・ケンパーがいる。母親への強い殺人衝動を小さな犬や猫に向けていた幼少期の行動に類似性が見られる。おそろしや。


第6話 視聴率6.4%

ストーリー

中島(林遣都)の逮捕以来、元気がない比奈子(波瑠)を厚田(渡部篤郎)や倉島(要潤)は心配するが、東海林(横山裕)だけは比奈子の落ち込んだ表情を「うそくさい」と言い、どこか警戒している様子。そんななか、公園で他殺体が発見されたと通報が入る。見つかった遺体の口には大量の100円硬貨が詰め込まれ、解剖の結果、特殊な器具を使って、胃に到達するほどの量を無理やり流し込まれたことが分かる。また、遺体の指紋が焼かれ、所持品もなかったことから、厚田は身元の洗い出しと目撃情報の収集を指示。自らも比奈子と一緒に聞き込みへ向かう。すると、街中で転んで怪我をした老人・稲富信吾(浜田晃)に出くわした2人。稲富を家まで送り届けると、そこは身寄りのない老人たちが共同生活を送るシェアハウスだった。

捜査が進展しないまま数日が経ち、再び口から大量の100円硬貨を流し込まれた遺体が発見される。一方、比奈子は妙子(原田美枝子)から、中島が『精神・神経研究センター』という施設に入所したことを聞く。表向きには人体に関する研究施設だが、実際には罪を犯した天才科学者や猟奇犯罪者の隔離矯正施設だという。

その頃、捜査に行き詰まり、いつものように情報屋の藤川(不破万作)と接触した東海林だったが……。

出典:ストーリー第六話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

前回からますます面白くなりそうな展開が続きますね。

今回はやたらと身内に気を回される回でした。倉島(要潤)からはよくわからないバイクデートアピールをされたり、東海林からは嘘臭いと変に疑われたり、厚田(渡部篤郎)に関しては東海林と並んで、問題がある人間という判断から、一緒に聞き込みまでいってました。東海林が犯罪を追いかけるタイプなら、比奈子は犯罪を引き寄せるタイプという判断。また、「大丈夫じゃいけないところで大丈夫そう」と、直接言われてしまってました。

でも厚田と聞き込みをしているとなんだかわからない安心感がありますね。中島先生に対して少し引っ掛かってる風な比奈子の様子を気にかけてくれている感じも、いい上司感が半端なかったです、笑。

ちなみに今回は口に100円玉を詰められまくる『リッチマン殺人』という事件。エグい。一人目なんて身体半分埋まってましたしね。さらにフォアグラの写真を見ながら居眠りしてた比奈子は、眠っている同僚の喉に100円玉を詰めるイメージをリアルに描いていました。そしてその姿を東海林に見られて警戒されます。でもこの比奈子のアンバランスさから生まれる緊張感がこの物語の良さですからね。仕方ないです、笑。最後には、

「お前殺人犯と同じだよ」

と東海林にいわれてしまう。うるせぇよ東海林。こっちも悩んでんだよ!と、つっこんでしまった。心ない東海林の言葉に対して、

私は刑事です、まだ。

という返答。「まだ」の部分に重みがありますね。

ラストではSNRCという施設で隔離されることになった中島先生に会いに行く比奈子。やはり、中島先生は隔離されたスペースからプロファイリングをして比奈子をサポートするようですね。白い部屋似合うな笑。

前回の中島先生も今回の老人たちもそうでしたが、常識的な一般人 が殺人を犯すという事件が続いています。それによって殺人を犯す人間とそうでない人間との境界線が曖昧になった比奈子でしたが、比奈子がまだ何もしていないという事が重要だという中島先生。また、道具があるから殺人が起こるという意見はとても興味深い内容でしたね。

来週以降も楽しみです!

【ジャン・ドゥ】

実在の人物ではないが、今回のリッチマン殺人の殺害方法は名作映画『セブン』の暴食の殺害方法を彷彿とさせる。強引に食事をさせ続ける殺害方法とその現場の気持ち悪さは今思い出しても吐き気を催しそうになる・・・。


第7話 視聴率7.4%

ストーリー

「お前の素の顔……人殺しと同じだよな」
「……私は刑事です。まだ」
東海林(横山裕)が比奈子(波瑠)の異常性を疑い始めた矢先、情報屋の藤川(不破万作)が殺される。藤川との間にトラブルを抱えていたことから疑惑をかけられていた東海林は、厚田(渡部篤郎)から藤川殺害事件の捜査を外れるよう命じられる。

一方、ちまたでは劇薬の除草剤を使った服毒自殺が4件立て続けに起きていた。遺体が握りしめていた遺書に『生きた証をAIDに託します』と書かれていたことから、何者かが毒物を送りつけ、自殺を手助けしているとにらんだ警察は、早速、毒物の入手経路を調べることに。その捜査の途中、比奈子は交番勤務の警官・原島(モロ師岡)と再会する。原島は、藤川の一件で東海林のことを心配していたが、一方で、命の重みをよく知る東海林が藤川を殺すはずがないと信じていた。
そこへ今度は、5人目の服毒自殺者が見つかったと知らせが入る。遺体のそばには『AID』とダイイングメッセージが残され、それはまるで殺人事件のような現場だった。遺体を解剖した妙子(原田美枝子)の話では、一連の自殺に使われた除草剤はすべて25年前に製造されたもので、恐らく自殺をほう助した何者かが、製造中止になる前から保管していたものと思われ……。 

出典:ストーリー第七話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

今回は謎の『AID』という文字と共に進む連続自殺事件なので、原作の三作目『AID』の事件ですね。ドキドキする。

自殺志願者の元に除草剤のビオローグが送られてきて、自殺を誘発させるように仕向けるインターネットサイト『AID』。なんか他の猟奇殺人系の小説でも登場しそうな内容ですね、笑。

いつもの萌え萌え店のスタッフがその『AID』サイトで自殺をしようとしており、
比奈子と共に家に突撃。そのまま力づくで抱きしめてあげる店長。体温を感じさせてあげることは本当に大切なことですね。ブスなだけだと思っていたら素晴らしい店長じゃないですか!てか、三木さんと店長がマイスィートハニー状態になっているとは・・・笑。

今回、夢の中で「大丈夫よ、比奈子」という流れにはならず、七味唐辛子の缶ではなく、ナイフを取ろうとした比奈子が着信音で目覚めました。なんだかぎりぎりのメンタルで進んでますね。中島先生のサポートもギリギリ。これからどうなっていくのかわかりませんが、中島先生と比奈子はもう少し心を通わせて欲しいところです。

ちなみに犯人は予想通りというかなんというか原島でしたね。展開も予想通り過ぎて特に驚きもなかったですが、比奈子の件が東海林にバレるストーリーが重要ですからね。

その東海林は今回も水戸黄門バリのナイスタイミングで登場してました。もうドアに耳つけてスタンバってないとあのタイミングでは登場できない、笑。てか、こいついつも比奈子より遅く犯人にたどり着いているくせに、なんでこんなに偉そうなんだろう

原島をぶん殴って逮捕したあと、比奈子にナイフを投げつけて、お前を刑事とは呼ばせないと息巻いていた。いや、だから情報屋がいないと捜査もできない男が、何を刑事論を語ってやがる、笑。ずっと原島の傍にいたのに殺人犯だと気が付かないキングオブ無能東海林

さらに、ラストシーンで録音されていたようだが、別に録音されていたところで、「殺し合いです。負けましたが」程度のセリフしかヤバめのセリフはなかったですよね。何を勝ち誇っているんだアゴ歪み東海林パイセン。この程度の証拠で次回どのように刑事と呼ばせないのかが楽しみなところです。

そして、ラストでは大根役者ノゾミールこと佐々木希が再登場。どのような芋演技が見られるのかも注目したいところだ。

話も空気感も抜群に面白いだけに、東海林と佐和(佐々木希)がもっとしっかりした役者だったら良かったなぁ・・・なんて少しだけ思ってしまう。

【グレアム・フレデリック・ヤング】

モデルになったとは思わないが、今回の殺害方法の毒殺といえばグレアム・ヤングの名前が挙がるのではないだろうか。確認されている殺害人数こそ少ないが、周辺では手のしびれなどの体の不調を訴える人があとを絶たなかったという。


第8話 視聴率8.5%

ストーリー

東海林(横山裕)から「テメーはもう、刑事じゃねぇ」と糾弾された比奈子(波瑠)は、辞職を決意して中島(林遣都)の元を訪ねる。話を聞いた中島は、「もう一度考えるべきだ」と説得するが、比奈子の心には届かない。

同じ頃、捜査一課には、拘置所近くの病院で、勾留中の連続殺人犯が刑務官を殺して脱走したと知らせが入る。逃げ出したのは、美しい皮膚を狙って女性たちを次々に殺害、比奈子のことも標的として拉致・監禁した佐藤都夜(佐々木希)だった!脱走の理由が分からない比奈子に対し、厚田(渡部篤郎)は、都夜が逮捕後も比奈子に強い執着を抱いていたことを打ち明け、身辺に十分注意するよう警告。東海林に比奈子の警護役を命じる。

一方、都内では、警察も看過できない猟奇的な動物死体が発見される。妙子(原田美枝子)の話では、他県でも同様の事件が起きているという。しかも、最初の犯行が行われた場所は、偶然にも比奈子の生まれ故郷で――!?

出典:ストーリー第八話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

今回はやたら東海林先輩が比奈子を責めまくっていましたね。

比奈子が東海林と自分の何が違うのかを問いただしたところ、妹の復讐で犯人を殺そうとした東海林は自分が間違っている事を認めた上で、それでも比奈子と一緒だと言われたくない。刑事やめろ。と息巻いていましたね。

のっけから穴だらけの東海林パイセンの理論にげんなりしてしまいます、笑。

今回は二つの事件が並行して起こっていました。

一つ目は佐藤都夜の脱走事件。佐々木希って演技は大根だけど美人だから妙な猟奇性があっていいですね。

二つ目は動物の体内から人間の体の一部が出てくる事件。気持ち悪い。徐々に標的が大型化していくシリアルキラーの特性を表現していましたね。実際は以下の内容。

  • カエル5匹と髪の毛
  • スズメ3羽と歯
  • ハムスター4匹と右耳
  • ハト1羽と鼻
  • カラス5羽と指
  • 猫1匹と眼球
  • 犬1匹と手首

それぞれの地名と個体数から暗号を解くと、

とうどうひなこ

の文字が出てきてエンディングに進む展開は結構スリリングでした。

東海林パイセンが中島先生の元へ行った時に問いかけられていた「人はなぜ人を殺すんでしょうか」という質問は、このドラマの最大のテーマですね。

そしてその答えの一つとして、殺す人と殺さない人との境界線がないという中島先生。自分では比奈子と一緒に地獄に付き添ってしまうから、東海林に比奈子を救って欲しいと頼む中島先生めっちゃ格好良かったなぁ・・・

そんな風に言われていたパイセンだったが、ホテルの警護では犯人に手のひらで転がされて頭を殴られて、同僚が首を切られ、それはもうドタバタの展開。

そんな中、最後の最後、ついにラスボス的な女性が登場!!?

いや、目が青すぎじゃね?笑

次回はいよいよ最終回!楽しみです。


最終話 視聴率7.1%

ストーリー

東海林(横山裕)に異常性を暴かれたことで辞職を決意した比奈子(波瑠)。ところがその矢先、比奈子に強い執着を抱く佐藤都夜(佐々木希)が脱走し、命を狙われる危険性の高い比奈子は東海林の警護の元、ホテル住まいすることに。

しかし、そんな警察の計画をあざ笑うかのように、都夜は比奈子の居場所を突き止める。一方、警視庁・片岡(高橋努)は都夜を追跡し、追い詰める間際で、突然現れた女性に切り付けられる。その女性こそ、高校生だった比奈子にナイフを渡し、「自分らしく人を殺せばいい」と進言した真壁永久(芦名星)だった!ぼう然とする比奈子に何事かを語りかけ、永久は再び姿を消す……。
一方、ホテルから行方をくらませた東海林は永久に拉致・監禁されていた。彼女の恐るべき計画に恐れ戦く東海林……。永久に翻弄(ほんろう)され、最悪の窮地に陥る比奈子は、かつての進言通り、殺人者になってしまうのか―!?これまで殺人者への強い探究心で犯罪者と対峙(たいじ)し、「人を殺す者と殺さない者の境界線」に立ってきた比奈子は、最恐かつ因縁の女性・永久との再会をきっかけに、どんな答えを見出すのか?闇を抱える女刑事の物語が、衝撃のクライマックスを迎える。

出典:ストーリー第九話 | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

とうとう最終回。

ラスボスの目が青すぎて感情移入できるか不安でしたが、始まってみればやはりとても面白いですね。それにしても真壁永久(芦名星)はどうしても比奈子に固執しているようです。演技は悪くないけど、うーん、ちょっとだけイメージと違うんだよなぁ・・・。おっさんだったら良かったな。

最終回では比奈子の母がしてくれていたように、石上先生が抱きしめてくれていました。本当に肌のぬくもりは大切なのでしょうね。ちなみに回想シーンで比奈子の母・藤堂香織(奥貫薫)さんが微妙に目が笑ってなかったから、比奈子に酷い事言ってるのかと思っていたら「あなたは間違えずに生きていけるわ」と言っていたらしく、奥貫さんに目が笑ってないとか思ってゴメンと心で謝ってしまった、笑。

今回の最大の見せ場はナイフで自分を殺させようとする真壁永久と止めようとする東海林、そして迷う比奈子のシーンでしたが、本当の見せ場はいいところが一つもなかった倉島敬一郎(要潤)が火事の中のギリギリの場面で比奈子を救った事ですね。格好いいじゃん!やったじゃん!と思ってはいたものの特にそのあとお礼もなくてビビった。三枚目過ぎてビビった、笑。

そしてさらにビビったのは、東海林パイセンだ。自分のミスで拉致られて比奈子が助けに来て危ない目にあったというのに、事件が解決するや否や、

お前とつながってんのは俺だけじゃねーぞ。ここに助けに来た全員だ。

と、なんか説教しだしてる。いやなんかちょっと違う気がする。助けに来た倉島敬一郎(要潤)だったり、ボスである厚田巌夫渡部篤郎)が言うならわかるんだけど、ずっと一匹狼を気取ってたのに助けられた途端に仲間感を出されても戸惑うわ。そしてダセーよ東海林パイセン。ああ、もう感想がほとんど東海林パイセンについてになってしまった、笑。

まとめ感想

感情がなく、他人と違うことで幼いころから悩んでいた比奈子。その延長で『自分で自分を信じることが出来ない』状態でしたが、最終回を経て『自分の事を信じてくれている人たちの事を信じる事が出来る』人になったようですね。これは大きな変化です。

人は自分のことを疑って信じられなくなることがあり、それは簡単には克服できません。だからこそ自分のことを映してくれる鏡のような身近な人間の存在が大切になってくるのかもしれません。

ドキドキ出来て、テーマも面白いドラマだったなぁ・・・。スペシャルドラマでもいいからやってほしいけど・・・オリンピックだったり日本代表戦と重なっていたからあまり視聴率は振るわなかったみたいですね。続編は厳しいかなぁ・・・。

※amazon限定の比奈子のメモイラスト入りクリアファイルが付いているDVDとブルーレイはこちら。続編やるかなぁ・・・やるなら集めようかな。悩ましいところです。

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