『オフサイド判定の自動判定化システムの導入について』
オフサイドの自動判定化に向け、技術開発が進められていると英紙『Daily Mail』で発表があった。
『オフサイド判定の自動判定化』について自分なりの意見を綴ってみようと思う。
オフサイド判定機能とは?
現在は、映像から主審が目視でオフサイドラインを確認していますが、そのシステムをさらに改良して、今後自動でオフサイド判定を下せるシステム開発を進めていくとの事です。
そのシステム名を「light(光)」と名付け、今後何百もの実際の試合でのデータをもとに、何がオフサイドか、何がオフサイドではないかをアルゴリズムに基づいて判定するシステムになるとのこと。
どのくらいスピーディーに判定が出来るのか気になるところです。
システムを導入する問題点
近年のサッカー競技において主審をアシストするためにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入があり、試合中常にチェックされており、ファウルなど厳格にチェックされています。
しかし、その厳格さゆえに先日のプレミアムリーグの第8節クリスタル・パレス対リーズ戦のゴールの取り消し判定が「史上最悪の判定」と非難の声が上がっています。
VAR判定の結果、「腕がオフサイドラインをわずかに超えていた」とのことでゴールが取り消しになったため世界中でVARについて、議論の的になっています。
問題のシーンがこちらになります。
ゴールが決まったあと判定がでるまで無駄な時間と感じました。取り消しの判定で熱が冷めてしまった感じを受けました。
VARについては、主審の補助的役割で最終判断は主審に委ねられていますが、個人の裁量や判定までの待ち時間など多くの問題も抱えています。
現在、導入されているVARですらこのように賛否が分かれているため新しいシステムの導入がサッカーを愛する人たちに受け入れられるか心配です。
いつ頃導入されるの?
FIFAは、2022年のカタール・ワールドカップに向けて、進めていくとの事です。
VARについては、サッカーの誤審を防ぎ魅力のあるスポーツにするために導入したシステムですが、逆にその魅力を損ねてしまっている側面もあります。
オフサイド自動判定システムの導入が選手たちのプレーに今後どう影響していくか気になります。
自分の意見
自動で機械がオフサイドを判定することは技術の発展でよいことだと思います。
しかし、その機械が誤判定や故障で試合の中断などリスクもある。
また、サポーターの中にはVARなどのシステムの導入について反対意見が多いのは事実です。人と人が戦うスポーツにおいて、人以外が勝負に水を差すことはどうかと思われる人もいます。
また、ゴール直後は会場の熱が一気に膨れ上がります。
しかし、その熱をVARなどの判定待ちで遮ることは、辞めてほしい。
機械設備の故障などで熱い試合に水を差すことのないように万全な状態での導入であってほしい。
プレーする選手や応援する人が納得するシステムであってほしい。
今後、サッカーのシステムがどうなっていくのか注目していきたいと思います。