[ネタバレあり]木村拓哉主演映画【無限の住人】の感想とあらすじ!ストーリーがぶっ飛ぶ戸田恵梨香の美脚が味わい深い!

元SMAPの木村拓哉主演の映画【無限の住人】を見てきました。相変わらずSMAPに“元”をつけることに慣れてませんが。

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早速見た感想やネタバレを書いていきます。
後半はネタバレが多いので、これから見る予定の方は要注意。

無限の住人 作品情報

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原作

1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。年末より連載化した同作は、現在も大人気連載中。2008年にはアニメ化もされた。他にも『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上すべて講談社・刊)など作品多数。

監督

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三池崇史

アクション×三池崇史の鉄板力。なんだかんだ三池崇史監督の作品一年に一回は見ているような。。。

あらすじ

何度斬られても、守り抜く――

両親を殺され復讐を誓う少女・凜(杉咲花)はある日、謎の老婆から“不死身の侍”の存在を耳にする。江戸中を探し回り、ようやく見つけたその男の名は万次(木村拓哉)。顔に大きな傷を持ち、異形の武器を携えた独眼のその男は、妹を失って半世紀、生きる糧を失いただただ生きていた。どこか妹の面影を残す凜の願いを受け、万次は敵討ちを手伝うことになる。

二人の狙いは逸刀流(いっとうりゅう)統主・天津影久(福士蒼汰)。幕府も手を焼くならず者が集う、最強の剣客集団の首領である。立ちはだかる刺客との激戦で不死身のはずの身体に異変を感じ始める万次。しかし凜と出会い、生きる目的を見出した彼は、全てを懸けて凜を守ろうと決意する。ようやく天津のもとへたどり着いた二人。しかしそこには彼らと同じく天津を追っていた300人の幕府軍の姿が。天津もろとも二人に襲い掛かる幕府軍。そして物語は意外な結末へー
引用:http://wwws.warnerbros.co.jp/mugen/about.html

キャスト

万次(木村拓哉)

旗本の腰物同心だったが、私腹を肥やして民を苦しめる主と警護の同心6人を斬り殺し、その罪で賞金首となる。万次が斬った同心の一人が妹の夫で、ショックのあまり気が狂った妹を連れて逃亡の旅に出る。ある日、賞金稼ぎに妹を殺され、怒り狂って100人の追っ手を斬った果てに死にかけるが、謎の老婆・八百比丘尼(やおびくに)に細胞を蘇らせる血仙蟲(けっせんちゅう)という不思議な虫を仕込まれて不死の身体になってしまう。この時の戦いが伝説となり、後に“100人斬り”と呼ばれるようになる。それから50年後、突如現れた少女に頼まれて用心棒となる。「めんどくせぇ」が口癖。本当は正義感が強く優しすぎる心根を、ぶっきらぼうな態度と乱暴な言葉で隠している。

HERO以来の映画ですね。撮影時はSMAPのゴタゴタもあって、難しい心境での撮影だったことでしょう。


浅野凜/町(杉咲花)※二役

凜:江戸最強と謳われる“無天一流”を受け継ぐ浅野道場の一人娘。負けず嫌いで女の子らしいことには一切興味がなく、免許皆伝を目指して日々稽古に励んでいたが、ある夜、道場破りに現れた天津影久に父を殺されてしまう。敵討ちのために一人で修行をしていたところ、八百比丘尼から万次の存在を聞き、助けを頼むことに。一度は断られながらも、必死で万次を説得して用心棒として雇うことになる。

町:万次の妹。万次の目の前で賞金稼ぎに殺された。

Cook DoのCMで中華料理を爆食いしてる姿が印象的だが、出演作品も多い杉咲花。今作ではどのような演技を見せてくれるのでしょうか?


天津影久(福士蒼汰)

流儀や格式に囚われず、あらゆる武器・剣技を用いて勝つことのみを目指す剣客集団、逸刀流の統主。古代風の斧での戦いを得意とする。すべての流派の垣根を取り払って統一することを目的に、江戸中の道場に戦いを挑んで潰し続けている。面差しは静かだが、身の内には野心が燃え盛り、幕府との使いから幕府御用達の武芸所の師範として招きたいと申し込まれた時も、武芸所の流派を逸刀流と命名することと、自分が頭取になることを条件とする。

好青年役の多い福士蒼汰にとっては初?の悪役。とんでもなく重そうな斧を振りかざす姿はFFのドワーフにも見えます。


尸良(市原隼人)

逸刀流を狙う集団・無骸流に属し、自分たちと組んで天津影久を倒そうと万次に持ちかける。自分の汚れた欲望を叶えることしか頭になく、常識が一切通用しない危険極まりない存在。実は逸刀流を狙うのも、黒幕から出される金のためで、高潔な思想などは一切持たない。相手が女子共でも、容赦なく暴力を振るう残虐非道な男。そんな悪行を止めようとした凜を殺めようとしたところを万次に止められたことを恨み、復讐の機会を狙っている。

最近大人しい役が多かった市原隼人にとっては久々の“うるせえ役”。見るからに悪そうな雰囲気とイカれた感じがマッチしてます。


乙橘槇絵(戸田恵梨香)

天津影久が「奥の手」と呼ぶ、逸刀流の剣客。普段は遊女に身を投じているが、想いを寄せる天津からの命令で万次を“排除”しに現れる。長刀と三節槍を巧みに操って万次を圧倒する。元々は武家の娘に生まれるが、兄より剣の才能があったために、誇りを傷つけられた兄が自殺してしまったという悲しい過去がある。そのため、本当は人を斬ることに恐れを抱き、天津の志が正しいのかどうか疑うこともある。

敵だろうがなんだろうが戸田恵梨香は戸田恵梨香。公開前から少し違った角度で見ていてのは私だけではないはず。


黒衣鯖人(北村一輝)

鎧兜を身にまとい長刀を操る、巨漢の逸刀流剣士。父を殺され母を奪われ、恐怖と悲しみに震える凜に一目惚れし、それから2年の間、恋文を送り続ける。やっと再会した時、凜を殺してそのすべてを永遠に自分のものにすることが究極の愛だという異常な恋愛観と、凜の母親を殺したことを告白する。凜の用心棒となった万次の最初の敵討ちの相手となる。肩骨を背面まで曲げられるように鍛えていて、予想外の体制から攻撃に出ることができる。

ここまで変装してしまうと誰だが分からなくなるが、そこは北村一輝の美声の出番。その声を活かして異常な剣士をどう気持ち悪く演じるか興味深いですね。


百琳(栗山千明)

無骸流に所属する、眼光鋭く気風の良い姉御肌の金髪美女剣士。逸刀流を狙うのには、ある事情を抱えている。

時代にそぐわないオシャンティ金髪に栗山千明。約名も“千明”でよかったのでは?


凶戴斗(満島真之介)

逸刀流の剣士。元々は百姓の息子で、まだ幼かった妹が、侍に斬り殺されたことから武士階級を憎んでいる。

見れば見るほどチュートリアルの徳井義実に似ている満島真之介。ハリネズミのようなヘアースタイルは相当な整髪料が必要になります。


司戸菱安(金子賢)

浪士組の猛者で、賞金目当てで万次を追う。万次の妹を捕えて彼の目の前で殺し、怒り狂った万次と対決する。

ひと目で分かる悪党感。日々の筋トレの効果が猛者役で活躍します。


八百比丘尼(山本陽子)

800年生きているという謎の老婆。瀕死の万次にとどめを刺してくれと頼まれるが、代わりに不死身の身体にしてしまう。

万次が不死身になるきっかけはこの老婆のせい。山本陽子さんは75歳!


閑馬永空(市川海老蔵)

逸刀流に属する剣士だが、虚無僧のような姿で単独で行動し、時代がかった言葉づかいをするミステリアスな男。不気味だが、どこか悲しみも秘めている。万次に自分と手を組んで天津を抹殺し、逸刀流を乗っ取らないかと持ち掛ける。万次に断られて凜を誘拐し、激怒した万次と壮絶な一騎打ちを繰り広げる。万次に大きな打撃を与えるほどの圧倒的な強さを誇るうえに、不死身のはずの万次を絶体絶命に追い込む“ある秘策”を隠し持つ。

もの凄い不気味なオーラが似合ってますね。単なる敵という感じもしないが果たして?


吐鉤群(田中泯)

幕府の新番頭。天下恭平となった今の時代の若い武士の生温かさを嘆き、幕府御用達の武芸所を作って彼らにもう一度、剣術と士道とは何かを教えたいと考えている。天津影久の隠れ場所を探し出し、武芸所の師範にならないかと持ち掛けるが、野心に燃える天津から頭取への就任を要求され、一旦幕府に持ち帰る。普段は礼儀正しく、静かで重厚な佇まいだが、その奥にただならない殺気を漂わせている、油断のならない男

木村拓哉とはTBSの「A LIFE」で親子の共演を果たしている田中泯さん。今回は悪だくみを考えてる男を演じます。


伊羽研水(山崎努)

由緒ある流派として知られ、かつて幕府の剣術師範も務めていた、心形唐流(しんぎょうとうりゅう)の高潔な総帥。重い病気を患い余命わずかと悟り、自分に残された仕事は、いずれ再び日本に訪れるに違いない動乱を戦い抜ける真の武士を育てることだと決意する。その志を継げる者は逸刀流しかいないと考え、天津影久に逸刀流の同志に加わりたいと申し出る。高尾山の指南場所で、はるばる訪ねてきた天津を迎えるが、ある陰謀に巻き込まれる。

言葉少なくとも意味ありげな雰囲気を出すには山崎努。今回はどうなるか?


無限の住人 感想とネタバレ

ここから感想やネタバレを適度に出していきます。

万次は復活する前提で斬られすぎ

今回のポイントは、主人公の万次が不死身であるという設定。そのため、“ぶった斬りエンタテインメント”の名に恥じないぐらい斬って斬られての連続ですが、万次もかなり斬られます。むしろ油断させるために毎回斬られてるの?というほど、ほとんどの戦いで斬られては回復して反撃という流れでした。

キャストオーバー?

外せないキャラクターがいたか不明ですが、多くのキャストを揃えた結果、人物相関が整わないうちに終ってしまった印象です。特に逸刀流を狙う集団・無骸流と、山崎努演じる伊羽研水あたりは「んん?」となりました。かといって二回見るほどでも。。

ラストは1対300ではない

予告編を見て、ラストは万次が天津影久(福士蒼汰)率いる軍団(300人)を相手にすると思ってましたが、これは違います。伊羽研水(山崎努)に会いに行った天津が帰りに吐鉤群(田中泯)の裏切りで大勢の兵と対決してるところに、万次に頼らないと決めた凜が鉢合わせ、凜「勝負しろ!」天津「いや、それどころじゃねーし、お前も逃げたほうがいい」の流れで万次が合流。

結果的に万次+天津対300人の兵士という流れでした。細かくいえば、天津には途中で乙橘槇絵(戸田恵梨香)も加勢しますので。また、途中で、その前に手を斬られて万次にリベンジしたい尸良(市原隼人)が凜をさらい、万次は尸良を追いかけます。

結果的に幕府軍は万次よりも天津+乙橘のほうが倒したんじゃないのかな?なので、最初極悪人に見えた天津に対してどんどんイメージ良くなって、最後は「あれ?何?やだこのイケメン!」となってました。

最後は全員倒れて万次対天津の決戦になりますが、その時点でお腹いっぱい。そんなタイマンええがなという気持ちになってます。

少数対大勢の難しさ

どうしようもないことではありますが、1対複数の場合、少し後ろで構えて順番待ちしてる兵士に目がいってしまいます。随分躊躇してるな、今チャンスあったじゃん!というシーンが山のごとし。この演出難しいんですよね。

二種類の戸田恵梨香

物語中盤での乙橘槇絵(戸田恵梨香)対万次で、乙橘は万次を圧倒します。しかし、最後の最後で急に弱音を吐き、「本当は、、、私、、、」と、自分の存在が正しいのか分からなくなって万次にとどめを刺さない乙橘。その姿がトイレを我慢しているように見えます。

そしてラスト、天津に加勢するため登場した乙橘。髪もボブカットになり、美脚をこれでもかと見せつけて登場。最後は想いを寄せる天津を庇い銃でやられますが、力を振り絞って飛び、全員倒します。倒れてる姿も美しい。

手首がやたらと・・・

スターウォーズの影響か、やたらと手首が飛びます(万次の場合は元通り)。くどいほど手首責めをした結果、後半は何も思わなくなりました。

栗山千明のムダ使い?

栗山千明と金髪は合ってましたが、時間の都合上か、何となくもったいないキャスティングになってしまいました。“金髪美女剣士”を感じさせるシーンはなく、最後のバトルにも登場しませんでした。ん〜もったいない。

まとめ

批判的な声も多い木村拓哉は良かったです。撮影時にSMAPの問題で胸中穏やかではない気持ちと、最後の大勢相手との対戦中で出てた「うわぁーーーー(怒)!!」が重なって見えたのは私だけではないはず。

勿論杉咲花も印象的でした。少女と大人を割ったような。。。って、昔通っていた教習所の講師のプロフィール欄にあった[好きな女性のタイプは?]の答えそのものでした。

最後に戸田恵梨香。少ない登場シーンで爪痕を残す美脚はさすが。ここまで綺麗だと【美脚の住人】でいいのではないかと思いました。

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