ソーセージの食べ方でアッチの浸透度をリサーチしていたあの頃

青春時代、ずっと心に引っかかっていたことがあった。
それは【女性はいつ”アッチ”の世界を知るのか?】ということ。

男であればエロ本、兄、悪友、テレビがあるし、今ならスマホに向かって「オーケイGoogle!」と言えば教えてくれるが、女性はどこで知識を得て実践の場で活かすのか?という謎。

保健体育という授業はあったものの、今思えば本の目次か見出し程度の薄い内容であり、それをマスターしたところで実践の機会はない(当然だけど)し、情報が全く足りない。だからこそ不思議だった。

・クラスで下ネタを言って「最低ー!」という子の知識は如何ほど?
・女子同士で胸を触り合い「◯◯子デカくなった!?」という子の経験値は幾つ?

考えれば考えるほど分からなくなっていくが、大人に聞いても真実を教えてくれる訳なく、自分で解決する他なかった。

身近にあったヒント

しかし、止まない雨はないように、疑問も次第に解消されていく。ヒントは給食の時間に隠されていた。

とある日の給食、メニューの全ては覚えてないがソーセージが含まれていた。私はいつも通りに食べていたら、前に座る子が一向にソーセージに手を付けない。おかしいな~?と思ってチラチラ見ていたら、長さ10cm程度のソーセージを細かく切り始めたではないか!

おいおいおいおい。

少しすると早口でパクパク食べ始め「なんだ結局食べるのか・・・ん!?」
気付いてしまったが、彼女はソーセージを食べたくなかったわけではない。大好物だから最後に?否、恐らくソーセージのルックスだ。

これ以上は言わないが、そうとしか考えられない程、以降もソーセージが出る度に初めは避け「興味ない」風を装いながら、給食の終わり時間頃に急いで切ってパクパクと。

そう、彼女はソーセージのルックスと”とあるスティック状”のモノをダブらせていたに違いないと気付いてしまったのだ。確認をとった訳ではないが、そうとしかいえない。私はそのことに気付いてから、給食でソーセージが出る度、周囲をキョロキョロしてリサーチをするようになる。

「あの子は普通に食べてる」

「あの子は手を付けてない」

そして一番気になったのは当時も今もマドンナであるエリーの食べ方。
(エリーって誰? 参照:羽付き餃子と愛しのエリー

果たして?

エリーは見事に1本のまま食べていた。

ソーセージの隅をフォークでぶっ刺し、プランプラン状態になっている逆サイドから進撃の巨人に出ている巨人のように大きな口でパクリと。

なんだか凄くホッとしたことを覚えている。
エリーはまだ大人の世界へ踏み込んでいないようだった。

興味深かったのは、多くの人がソーセージの真ん中辺りにフォークを刺して食べていたのに対し、エリーはサイド固定の逆サイド食べに拘りを持っていた。その滑らかな逆サイドへの展開から、いつの間にか付いたアダ名は「逆サイエリー」マドンナたる所以。

当時の技術(固定、逆サイド、ストローク)は今も活きていると信じている。だからこそ、これからエリーの技を味わうものには「ルーツは中学やで!」とだけ言っておく。いや、そもそも全ての技のルーツはチュッパチャップス、チューペット、ソーセージという身近なモノなのかもしれない。

【習うより慣れろ】という言葉は実に言い得て妙だなと改めて思う。

そんな給食のワンシーン。エリーのルーツについて。

今回はここまで。

今週のお題「給食」

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